人間劇場 第四回本公演
「トロイ戦争は起こらない」
長い戦争が終わり、ようやく平和が訪れたトロイの国。しかしトロイの王子パリスがギリシャの絶世の美女エレーヌを誘拐したことで、トロイは再び戦争の危機を迎える。度重なる戦争に虚しさを感じていたトロイの王子エクトールは、平和を守るため奔走するが……。
フランスの劇作家ジャン・ジロドゥが、ギリシャ神話のトロイ戦争と戯曲執筆当時1935年の第二次世界大戦前夜を重ね合わせ、《望まぬ戦争に向かっていく人間たち》を描いた傑作戯曲。今回は劇中歌を新たに創作し、人間劇場版音楽劇として現代に蘇らせます。時代を超えて、戦争とは何か、人間とは何かを問いかけます。
作:ジャン・ジロドゥ
翻訳:岩切正一郎
演出:立本夏山
音楽:福島梓
出演:脇田康弘 中山一朗 三輪えり花 川野誠一 菊沢将憲 桑原なお 石川朝日 田村彩絵 吉野香枝 神田智史 旛山月穂 木島史人 片岡わかな
舞台美術:半谷学
舞台監督:二宮清隆
照明:上川真由美
音響:許斐佑
衣装:金田かお里(undaily gate)
演出助手:吉野香枝
ステージムーブメント:横尾圭亮
プロデューサー:市川喜愛瑠
制作:西由紀子
宣伝写真:おおたこうじ
チラシデザイン:usupera
協力:俳優座 劇団大樹 タイムリーオフィス オフィスマイティー 有吉奈津子 塚田ひろみ 松本宏輝 ARTIST PHOTO STUDIO
主催:人間劇場 Kazan office.
文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
公演日時
2022年8月24日(水)〜28日(日)
会場
脇田 康弘
脇(月に刀3つ)田 康弘
1975年生まれ B型
三重県度会郡出身
劇団俳優座 所属
(俳優座演技研究所13期生)
俳優座子ども劇場 実行委員長
六本木商店街振興組合 理事
主に、中小規模の舞台で活動。東京都内だけでなく全国演劇鑑賞会の例会にも出演。また、海外(ロシア、ルーマニア、フランス、イタリア、ノルウェー、アイスランド)の演劇祭等にも参加。最近の出演に「夜の来訪者」俳優座劇場プロデュース、今後の出演予定にserial number「BUG」演出:詩森ろば/シアタートラムなど。
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中山 一朗
(財)水戸芸術館劇団ACM、劇団SCOT、(財)静岡県舞台芸術センター劇団SPACを経て退団。国内外の沢山の演出家の舞台に出演、演出家 鈴木忠志の代表作「リア王」のリア王役、「ディオニュソス」のディオニュソス役など主要な役を演じてきた。ロシアのモスクワ芸術座・イギリスのバービカンシアター、イタリア・コロンビア他多数の海外公演にも参加。
近年は、河合祥一郎 翻訳・演出のベケットの「ゴドーを待ちながら」や毛利三彌 翻訳・演出 イプセンの「亡霊たち」などに出演。
【映画出演】日中合作「王様の漢方」、「丹下左膳~百万両の壺」
【演出作品】「この道はいつか来た道」、「動物園物語」
演出家・俳優・翻訳家。
ロンドン大学演劇修士。国費で英国王立演劇学校へ長期研修。東京藝術大学や新国立劇場で講師歴任。公益社団法人国際演劇協会(ユネスコ傘下)理事。
演出作品は主要紙にて多くの好評を得、紀伊国屋演劇賞等を出演者やスタッフが受賞。
シェイクスピア遊び語り公演での活動や演技力はNHKラジオ深夜便にもたびたび取り上げられ、海外の演出家・脚本家からも高く評価されている。
著書:『シェイクスピアの演技術』『英国の演技術』(玉川大学出版)
翻訳:モリソン著『クラシカル・アクティング』、ジョンストン著『インプロ』(而立書房)
役名:デモコス(トロイ元老院の長)
-詩人にしてトロイの知識人。エレーヌに惚れ込み、彼女を題材にした詩を詠う。美のためには戦争も辞さない。
〜Profile〜
1972年生まれ。大分県出身。
1995年より「劇団大樹」を主宰。
また、大蔵流狂言方/善竹十郎師に師事し「狂言」を学ぶ。現在、大蔵流狂言方としても活動。善竹十郎家の一員として狂言の普及やワークショップなどを行う。狂言の謡や小舞をテキストとした声と身体のワークショップ「狂言処=う舞謡~」を主宰。
鎌倉にある国指定重要文化財「一条恵観山荘」では案内人を務める。希楽星所属。
高校時代より音楽を始め、1995年より役者・劇作家・演出家として活動。
2003年に主演映画「815」 がバンクーバー国際映画祭にて審査員特別賞受賞。
2016年のアヴィニョン演劇祭で初演されたアンジェリカ・リデルの舞台「¿ Qué haré yo con esta espada ?」に出演。また、監督した映画 「おーい、大石」がぴあフィルムフェスティバルに入選し、映画監督としても注目される。
群馬県出身
タイムリーオフィス所属
桐朋学園大学芸術学部演劇専攻卒業
舞台の他にも、TV、CM、MC、ラジオリーディング等にも出演。
ヨガ全米アライアンス200取得
日本舞踊 若柳流 名取 若柳吉莉尚。
多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科一期生として入学。在学中に演劇、舞踊を学ぶ。3年次に中退し、渡仏。フランス•パリにあるジャックルコック国際演劇学校に入学。マイム(同化)を中心に据えた教育体系の中で、仮面劇やコロス、コメディアデラルテ、クラウンなどのジャンルに出会う。2019年帰国以降、特に、在学中から特に関心のあった『仮面』を用いて、自身の演技を考えている。他にも、仮面製作ワークショップや、人と集まり仮面や演技、身体について考える、仮面研究会を自主的に行う。
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大学サークルにて初めて舞台表現に触れる。卒業後は小学校教員として五年間勤務。退職後、日本劇作家協会主催戯曲セミナーを受講。翌年、虚構の劇団演出部に所属。鴻上尚史氏の下で演出助手、演出部、映像オペレーター等を経験する。昨年末「チャイコフスキー・ダイアログ」(立本夏山氏出演)に演出助手として参加し、引き続き、立本夏山一人芝居企「ドグラ∞カザン∞マグラ」にて演出助手を行う。
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広島県出身。
大学在学中の2019年、上田晃之が企画するの茶会記PLAYACTに出演したことで役者の活動を開始。
人間劇場には第1回公演から出演。今年5月の公演にて一人芝居で梶井基次郎原作の「檸檬」を演じ、今後も公演の企画や一人芝居の上演などを計画中。
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1998年/神奈川県横浜市出身。
12歳から芝居の世界に魅了され、中学・高校で演劇部に所属。関東大会・全国大会出場。MV・自主制作映画に出演。
2019年からスタートした上田晃之企画みるみられるに参加。立本夏山12ヶ月連続公演で制作スタッフとして関わったことをきっかけに人間劇場第2回公演から参加。初映像監督作品「いつも彼らは静かに」2021年9月若手育成オムニバス公演にて公開。
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2001年東京都生まれ 21歳。
多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科在籍。大学から演劇活動を始め、1.2年時は文学座や劇団山ノ手事情社、鴻上尚史氏などのWSに参加し演技経験を積む。
大学3年からは役者活動のみならず、制作やスタッフとして大学内に限らず、外部の公演にも関わっている。
2003年生まれ19歳。東京都出身。
4歳よりクラシックバレエを始める。半年ほどジャズダンスや声楽、三味線、コンテンポラリーダンスをかじる。現在、多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科演劇舞踊コースに在籍。大学から演劇を学び始め、戯曲という言葉すら知らなかった人間が演劇の魅力に気付く。演劇の舞台は今回の公演が初めてとなる。