【twelve】8月「神の裁きと訣別するため」

8月「神の裁きと訣別するため」

立本夏山,神の裁きと訣別するため

アントナン・アルトー「神の裁きと訣別するため」無事終わりました。

茶会記まで足を運んで頂いた皆様、応援してくださった皆様ありがとうございました。

今回の作品は4年前に同じ茶会記で上演しましたが、演出の上田さん、映像の木下君、衣装の富永さん、初めて照明操作に挑戦した月穂ちゃん、そしていつもの伊原君、皆んなの力が合わさりしっかりアルトー作品になったと思います。

翻訳の宇野邦一さんも見に来てくださり、嬉しいお言葉頂きました。多くのアルトー作品を見てきた宇野さんの言葉はとても興味深かったです。

あまり意識してはなかったのですが、アルトーは僕の表現の根源に近いのかもしれません。また近いうちにアルトーやる日がくる気がしています。

来月は今を生きる詩人、桑原滝弥さんの書き下ろしです。かなり刺激的な内容になっています。こちらもぜひお楽しみに。

撮影:松永幸香

MEMO

【アントナン・アルトー】(1896-1948)
フランスの詩人・俳優・演劇理論家。
演劇を創造の発生の場ととらえ、生の変革を求める〈残酷演劇〉を提唱した。

・・・「神の裁きと訣別するため」
晩年、自身の精神をも切り刻み精神病院へと監禁される。人間は、「器官なき身体」を発見し、「裏返しになって踊ること」を学ばなくてはならない。死の直前に、自ら出演し収録したラジオ放送のためのドラマ。 

▼上演スケジュール 
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